資産運用

長期的な資産運用つみたてNISAとiDeCoの比較-それぞれのメリットとデメリット

この記事に興味がある方は、投資について最近勉強を始めた人やこれから投資を始めようと思っている人達が多いかと思います。

つみたてNISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)は、どちらも税制が優遇されているため長期的に資産運用をするのに適しています。

つみたてNISAとiDeCoは併用が可能のため、資金に余裕があれば両方利用するのがいいと思います。

しかし、投資初心者の人は投資経験を積むためにも、どちらか一つからはじめるようにしましょう。

ではどちらからはじめればいいのか迷ってしまうと思います。

実際に投資初心者の私もどちらからはじめればいいのか迷ってしまいました。

結論から言うと、私が投資初心者におすすめするはズバリつみたてNISAです。

その理由が知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

今回は長期的な資産運用つみたてNISAとiDeCoの比較についてご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
  • つみたてNISAかiDeCoどちらから始めるか迷っている人
  • 投資初心者の人
  • 投資をこれからはじめる人
  • 投資に興味がある人

つみたてNISAとiDeCoの比較

つみたてNISAとiDeCoの概要

つくし
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それぞれの特徴を一覧で比較してみました。
どちらも少額から積み立てができ、長期運用が可能です。
つみたてNISAの方が多くの商品の中から投資先を選ぶことができ、資金の引き出しがいつでも可能です。
しかし、節税効果はiDeCoの方があり老後資金を作るのに向いています。
つみたてNISA iDeCo
利用できる人 日本に住む20歳以上の人 日本に住む20歳以上60歳未満の人
対象金融機関 銀行や証券会社 銀行や証券会社、保険会社等
非課税期間 最長20年間 原則60歳まで
(最長70歳まで)
最低積み立て額(月) 月100円~ 月5,000円~
積み立て上限(年間) 年間最大40万円 年間14万4,000円~81万6,000円
(自営業や会社員など働き方によって違う)
税制上のメリット 運用利益が非課税 掛金が全額所得控除、運用利益が非課税、受取時に一定金額まで非課税
投資対象 金融庁の条件をクリアした株式投資信託と上場投資信託(ETF) 保険商品or定期預金or投資信託
投資方法 NISA口座からの振替 銀行等の預金口座からの振替or給与からの天引き
会社の手続き なし あり
手数料 なし あり
資金の引き出し いつでも可能 原則60歳以降

それぞれのメリットとデメリット

つくし
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つみたてNISAとiDeCoのメリットとデメリットについてまとめてみました。 それぞれのメリットとデメリットから自分に向いているのはどちらか考えてみましょう。
つみたてNISA iDeCo
メリット
  1. 対象商品が厳選されている
  2. 運用利益が非課税
  3. 少額から始められる(月1,00円~)
  4. 定期的に積み立てができる
  1. 節税効果を得られる
  2. 運用利益が非課税
  3. 定期的に積み立てができる
デメリット  

  1. 運用によって資産が減る可能性がある
  2. 自由(気に入った商品)に買い付けることが出来ない
  3. 一般NISAと併用できない
  4. 損益通算ができない
  5. 1年間の非課税投資枠(年間40万円)の未使用分を繰り越すことが出来ない
  6. 分配金の再投資やスイッチングはその年の非課税投資枠を使用する
  1. 60歳まで資産を引き出すことができない
  2. 運用によって資産が減る可能性がある
  3. 手数料がかかる
  4. 退職金と受け取り時期が重なると優遇が薄れる
  5. 掛け金に税金がかかる可能性がある
  6. 手続きに時間がかかる

それぞれのメリット・デメリットについて詳しくは下記の記事を読んでみてください。

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それぞれ向いている人は?

つみたてNISAに向いている人

投資初心者の人

つみたてNISAは長期投資を目的として作られた制度のため、初心者が取り組みやすいようになってしまいます。

少額から始めたい人

つみたてNISAはiDeCoよりも少額から始められるため、投資をするのに不安がある人や恐怖心を持っている人にもおすすめです。
少額から始めるとリスクを抑えながら投資経験を積むことができます。

年間投資額が40万円未満の人

つみたてNISAの投資上限の40万円を最大限に活用すると毎月の投資額は3万3333円になります。
毎月の投資額を3万3333円以下にする予定の人は、つみたてNISAを利用することをおすすめします。

まとまった資金を引き出す可能性のある人

つみたてNISAは資金の引き出しがいつでも可能です。

そのため、マイホームの購入や子供の教育費など急な出費にも保有する資産を売却することで対応することができます。

iDeCoに向いている人

節税効果を得られる人

会社員や公務員など継続的な入金がある人はiDeCoの節税効果を得ることができ、所得税や住民税の控除を受けることができます。

生活防衛金がある人

60歳までお金を引き出すことが出来ないので、突発的な出費にも耐えられる人に向いています。

生活防衛金の金額は人によって変わりますが、半年~1年分は用意しておきましょう。

老後資金を効率良く作りたい人

iDeCoは非課税期間が長いため、長期的な資産運用に適しています。

さらに節税効果を得られれば、つみたてNISAよりも効率よく、老後資金を作ることができます。

浪費癖のある人

iDeCoのデメリットの原則60歳まで資金の引き出しが出来ない点は浪費癖のある人にとってはメリットになりえます。

使いたくても引き出しが出来ないため、半ば強制的に老後資金を作ることになります

特に給与からの天引きにすれば、無理せず老後資金を作ることができるのではないでしょうか。

私がつみたてNISAを選んだ理由

つみたてNISAとiDeCoはどちらも長期的に運用するのに向いていますが、私はつみたてNISAを始めました。

私がつみたてNISAを選んだ理由は次の2点です。

  1. 資金の引き出しがいつでも可能
  2. 始めるのに手間がかからない

①資金の引き出しがいつでも可能

イデコだと原則60歳まで引き出しが出来ないですが、つみたてNISAは引き出しがいつでもできるため、急な出費(今後マイホームや子供の教育費など60歳前にまとまったお金が必要な場合)にも対応することができることにメリットを感じました。

②始めるのに手間がかからない

つみたてNISAは金融機関とのやり取りだけで口座を開設することができますが、イデコの場合は申請書に事業主証明書をお記入してもらう必要があるため総務部や人事部などに記入の依頼をしなければいけないため、イデコを始めることを躊躇してしまいました。

また、イデコの場合は国民年金基金連合会の審査に1~2ヶ月かかり、口座を開設するまで時間がかかる点も私にとってマイナス要素でした。

つくし
つくし
以上の2点から私はつみたてNISAから始めることにしました。
今後投資経験を積み、資金に余裕があればイデコを始めるつもりです。

まとめ

まとめ

つみたてNISAの方が多くの商品の中から投資先を選ぶことができ、資金の引き出しがいつでも可能。

節税効果はiDeCoの方があり、老後資金を作るのにはiDeCoが向いている。

つみたてNISAに向いている人
投資初心者・少額からはじめたい人・年間投資額が40万円未満の人・まとまった資金を引き出す可能性のある人

iDeCoに向いている人
節税効果を得られる人・生活防衛金がある人・老後資金を効率良く作りたい人・浪費癖のある人

私がつみたてNISAを選んだ理由は①資金の引き出しがいつでも可能、②始めるのに手間がかからないの2点です。

今回は長期的な資産運用つみたてNISAとiDeCoの比較ついてご紹介しました。

私はつみたてNISAからはじめましたが、iDeCoの節税のメリットは大きいため、上記でも言いましたが、今後併用して老後資金を作りたいと思っています。

資金に余裕があり、投資経験を積んだ人はぜひ併用することを検討してみてください。

NISAとiDeCoのメリットとデメリットを理解して、自分にあった資産運用をしていきましょう。

私自身お金の勉強はまだまだこれからです。
これから学ぶ人達と一緒に金融リテラシーを高めていきたいと思います。
今回の記事が皆さんの金融リテラシーを高めるのに、少しでも役にたてたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた。

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