資産運用

債券で運用するメリットとデメリット-株式や銀行預金との違いについて

この記事に興味がある方は、株について最近勉強を始めた人やこれから株を始めようと思っている人達かと思います。

投資を中長期的に運用していくには分散投資が大切です。
分散投資をする際に債券も組み入れるとリスクとリターンのバランスが取れると言われています。

債券を実際に買うかは別にしても、債券について知っておくことは今後無駄にはならないはずです。

今回は債券で運用するメリットとデメリット-株式や銀行預金との違いについて初心者向けにご紹介します。

この記事がこれから株を始めようと思っている人達の役に少しでもたてたら嬉しいです。

債券とは?

債券はお金を貸した際に発行される有価証券の1つです。

株式や投資信託との大きな違いはこの「貸す」という点です。

お金を貸す先は国や企業、地方自治体など債権を発行した先になります。
相手が国の場合は「国債」、企業の場合は「社債」と呼びます。

債権を発行した発行元(国や企業、地方自治体など)は投資家から集めた資金を事業などに使用し、投資家には決められた日に利子が支払われます。
支払われる利子や利払日(利息が払われる日)などは発行元によって違います。

債券の特徴

債券はその発行時に利率と利払日、償還日(元本が戻ってくる満期日)が決まっているため中長期の運用計画が立てやすく、株と比べると元本割れリスクが小さいのが特徴です。

定期預金と仕組みは似ていますが、定期預金と比べると利率の高い物が多いため、中長期的な運用を考えた時に単に預金するよりも債券を持っていた方が運用効率が高くなります。

債券のメリット

債券のメリットは下記の3点です。

  1. 比較的値動きが安定している。
    そのため基準価格の変動が少ない
  2. 株に比べて元本割れリスクが小さい
  3. 海外の債券は金利が高いため、国内の債券に比べ高リターンが期待できる

債券のデメリット

債券のデメリットは下記の3点です。

  1. 値動きが安定し変動幅が小さいため高リターンが期待できない。
  2. 元本保証はされていないため、発行元が破綻した場合は貸したお金が減る可能性がある
  3. 海外の債券は為替変動の影響を受ける

債券と株式(株)と銀行預金の違い

債券とのそれぞれの違いは下記の表の通りです。
債券はリスクとリターンにおいて株式(株)と銀行預金の中間に位置するイメージです。

債券 株式(株) 銀行預金
リターン 売却した際の値上がり益や利子 売却した際の値上がり益や配当金 利子のみ
リスク 株式より低い 債券や銀行預金より高い 株式や債券より低い
元本保証 なし なし 1000万まであり
満期 あり なし あり

債券型投資信託とは?

債券型投資信託とは債券を主な投資対象にしている投資信託のことです。

債券を中心とした運用のため、株式だけの投資信託と比べるとリスクもリターンも小さくなります。

債券型の投資信託はさまざまな投資信託の中でも安全性が高いと言われています。

公社債投資信託とは?

公社債投資信託は国内外の国債や社債など債券を中心としており、株式を一切含まない投資信託になります。

債券型投資信託は債券を中心に運用されますが、株式も含まれているため公社債投資信託には分類されません。

債券の安全性について

債券の安全性は、発行元の格付けが参考になります。

発行元の格付けとは民間企業の格付け機関が元本や利子を払う安全度を評価したものです。

さまざまな民間企業が格付けをおこなっています。

債券の格付けについて

主な民間企業の格付け機関と格付け基準をご紹介します。

最高ランクのAAAは債務を履行する(利子を払う)能力が極めて高いことを指しています。
その代わり債券の利率は低いのが特徴です。

また、最低ランクのCは債券の利率が高いですが、支払不履行(利子が払えない)に陥りやすい状態で最終的な回収率も低いことが予想されます。

つまりAAA評価は破綻のリスクが少なく、安定している反面利率が低いローリスク・ローリターンで、C評価は利率が高い反面破綻のリスクも高いハイリスク・ハイリターンということです。

信用のない(格付けが低い)銘柄ほどお金を貸したい人は少ないため、利率が高くなる仕組みになっています。

このように債券は全ての銘柄が安全性の高いものではなく、債券にもハイリスクの銘柄があります。

そのため格付けが記載されている目論見書は必ず購入前に確認しましょう。

格付け評価の例

格付け企業 JCR S&P R&I Moody’s
BBB以上は投資適格格付けと呼ばれる AAA AAA AAA Aaa
AA AA AA Aa
A A A A
BBB BBB BBB Baa
BB以下は投資不適格格付けor投機的格付けと呼ばれる BB BB BB Ba
B B B B
CCC CCC CCC Caa
CC CC CC Ca
C C C C

まとめ

まとめ

債券はお金を貸した際に発行される有価証券の1つです。

債券はその発行時に利率と利払日(利息が払われる日)、償還日(元本が戻ってくる満期日)が決まっているため中長期の運用計画が立てやすいことと株と比べると元本割れリスクが小さいのが特徴です。

債券のメリットは①比較的値動きが安定している②株に比べて元本割れリスクが小さい③海外の債券は金利が高いため、国内の債券に比べ高リターンが期待できることです。

債券のデメリットは①値動きが安定し変動幅が小さいため高リターンが期待できない②元本保証はされていないため、発行体が破綻した場合は貸したお金が減る可能性がある③海外の債券は為替変動の影響を受けることです。

債券はリスクとリターンにおいて株式(株)と銀行預金の中間に位置するイメージです。

債券型投資信託とは債券を主な投資対象にしている投資信託のことです。

債券の安全性は発行体の格付けが参考になります。

格付けの最高評価のAAAは破綻のリスクが少なく、安定している反面利率が低いローリスク・ローリターンで、C評価は利率が高い反面、破綻のリスクも高いハイリスク・ハイリターンということを表しています。

今回は債券で運用するメリットとデメリット-株式や銀行預金との違いについてでした。
株価が暴落して価値が下がると固定利回り(決まった利率)で運用できる債券の魅力が増します。
株の暴落がいつ来るかは誰にも分かりません。
そのため大切な資産を守るために株式を中心にしつつ債券を購入してバランスをとることが王道とも言われています。

私自身お金の勉強はまだまだこれからです。
これから学ぶ人達と一緒に金融リテラシーを高めていきたいと思います。
今回の記事が皆さんの金融リテラシーを高めるのに、少しでも役にたてたら嬉しいです。