健康

熱中症予防に重要。熱中症警戒アラートと暑さ指数について知っていますか。

本格的な夏になり、連日猛暑日が続いています。

それに伴って熱中症で緊急搬送される人の数も増えており、テレビやラジオでも熱中症の注意喚起がされています。

最近では注意喚起の際に熱中症警戒アラートや暑さ指数という言葉が良く使われます。
言葉自体を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

熱中症警戒アラートは2021年4月下旬から全国を対象に運用された新しい情報サービスです。
また、暑さ指数も2016年から使用されている比較的新しい情報サービスになります。

どちらも熱中症を予防するには大切な情報サービスになりますが、どんなサービスかをきちんと知っている人は少ないのではないでしょうか。

熱中症は命にかかわります。
そのため、情報をきちんと得て対策をすることが重要です。

今回は熱中症警戒アラートと暑さ指数についてご紹介します。

最新の情報を常に得られるようにして、熱中症予防を心がけましょう。

熱中症警戒アラートとは?

熱中症警戒アラートとは、近年の熱中症患者の救急搬送の増加や死亡者数の増加、今後の気象変動などを考慮し、環境省と気象庁が連携して熱中症予防のために始めた新たな情報発信サービスのことです。

熱中症の危険性が極めて高くなると予想された際に注意を呼びかけ、熱中症予防の行動を促すためのものになります。

熱中症警戒アラートは2020年の7月に試行され、2021年の4月から全国を対象に運用が開始された新しい取り組みです。

熱中症警戒アラートは前日17時と当日5時の1日2回発表されます。

発表の基準

熱中症との関係が深い「暑さ指数」を基準にしています。

暑さ指数が33℃以上になった場合に発表されます。

熱中症警戒アラートが発表された場合、すぐに熱中症予防の行動をとるようにしましょう。

発表されたらすることは?

熱中症警戒アラートが発表されたら具体的には次のことに注意しましょう。

注意するべき4つのポイント

  1. 不要不急の外出は避ける
  2. 昼だけでなく夜もエアコンをつけて温度調節する
  3. 屋外での作業や運動を中止する
  4. 早めの水分補給を心がける

さらに詳しく熱中症対策について知りたい方は下記を参考にしてください。

熱中症警戒アラートのメールサービスを活用する

環境省と気象庁が熱中症警戒アラートを発表した際にメールで配信するサービスがあります。

登録は無料です。(情報習得にかかる通信料は利用者の負担になります。)

詳しくは下記のリンク先を参照してください。

熱中症警戒アラートメール配信サービス(リンク先:環境省 熱中症予防情報サイト)

暑さ指数とは?

暑さ指数(WBGT)とは熱中症を予防することを目的にアメリカで考案された指標です。

熱中症に関係する①気温・②日射や輻射熱(ふくしゃねつ)などの周囲の熱環境・③湿度の3つの要素を取りいれた指標になります。

暑さ指数の計算方法

気温・湿度・輻射熱(ふくしゃねつ)の3つの要素から求めています。

それぞれ気温が1・湿度が7・輻射熱が2の割合で算出されます。

湿度が7割を占めているのは、湿度が高い場所だと汗が蒸発しにくく体から熱を放出しにくくなってしまうためです。

実際の計算式は下記の通りです。

暑さ指数=0.1×気温+0.7×湿度+0.2×輻射熱

計算をしなくても暑さ指数(WBGT)は環境省が発表しています。
詳しくは下記を参照してください。

熱中症予防サイト 全国の暑さ指数(リンク先:環境省)

暑さ指数の活用方法

暑さ指数(WBGT)は労働する環境や運動する環境の指針として優れていることが国際的に認められています。

日本では日常生活におけるガイドラインと運動時におけるガイドラインがあります。
それぞれの特徴を理解し、ぜひ活用しましょう。

日常生活におけるガイドライン

暑さ指数が28℃を超えると熱中症患者が急増することがわかっています。

28℃を超えた場合は熱中症対策をきちんとして熱中予防を心がけましょう。

暑さ指数 ℃ 熱中症の危険性
25未満 注意 熱中症になる危険性は少ないが、激しい運動や重労働では熱中症になる危険性がある。
25~28 警戒 運動や激しい作業をする際には、十分な水分補給と休憩を取り入れる。
28~31 厳重警戒 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に気を付ける。
31以上 危険 外出はなるべく避ける。涼しい室内に移動する。高齢者では安静にしていても熱中症になる危険性があるため注意。

参照:日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)

運動時におけるガイドライン

スポーツ協会から出されている「熱中症予防運動指針」では環境条件の評価には暑さ指数の使用が望ましいとされています。

この指針では環境温度に応じてどのように運動すればいいのかを表しています。

ただし、熱中症予防5ヶ条を理解した上であくまでも目安として使用しましょう。

暑さ指数 ℃
21未満 適時水分補給をする 日常生活で熱中症になる可能性は低いが、適時水分補給は必要。
21~25 積極的に水分補給する 熱中症による死亡事故が起きる可能性がある。運動の合間には積極的に水分補給をする。
25~28 積極的に休憩する 熱中症の危険が増すため、積極的に水分補給をし、激しい運動では30分おきくらいに休憩をとるようにする。
28~31 激しい運動は中止する 熱中症の危険が高いため、激しい運動は避ける。10分おきくらいに休憩をとり水分補給を積極的にする。暑さに弱い人は運動を軽減するか中止する。
31以上 原則として運動は中止する 特別の場合以外は運動は中止する。

参考:(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)

熱中症予防5ヶ条とは?

  1. 暑いとき、無理な運動は事故のもと
  2. 急な暑さに要注意
  3. 失われる水と塩分を取り戻そう
  4. 薄着スタイルでさわやかに
  5. 体調不良は事故のもと

引用:(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019) スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条

暑さ指数のメールサービスを活用する

環境省が公式ホームページで提供している暑さ指数の予想値と実況値をメール配信するサービスがあります。

バイザー(株)が運営する高速メール配信システム「すぐメール」により配信するサービスで、登録は無料になっています。(情報習得にかかる通信料は利用者の負担になります。)

詳しくは下記のリンク先を参照してください。

暑さ指数メール配信サービス(無料)(リンク先:環境省 熱中症予防情報サイト)

まとめ

まとめ

熱中症警戒アラートとは環境省と気象庁が連携して熱中症予防のために始めた新たな情報発信のことです。

熱中症警戒アラートが発表されるのは、暑さ指数が33℃以上になった場合です。

熱中症警戒アラートが発表されたら①不要不急の外出は避ける、②昼だけでなく夜もエアコンをつけて温度調節する、③屋外での作業や運動を中止する、④早めの水分補給を心がけるようにしましょう。

暑さ指数とは熱中症を予防することを目的にして考案された指標です。

暑さ指数は気温・湿度・輻射熱(ふくしゃねつ)の3つの要素から求めています。

暑さ指数を有効に活用するために日本気象学会から日常生活におけるガイドラインが、日本スポーツ協会からは運動時におけるガイドラインが発表されています。

 

今回は熱中症警戒アラートと暑さ指数についてでした。
まだまだ暑い日が続きます。
高齢者や小さなお子さんだけでなく、1人1人がしっかりと熱中症情報に耳を傾け、熱中症対策に取り組みましょう。

今回の記事が皆さんの役に少しでもたてたら嬉しいです。

厚生労働省から熱中症を防ぐための普及啓発用資料をダウンロードすることができます。
いくつか種類があるので、下記から必要な資料をダウンロードして熱中症対策をしましょう。

熱中症を防ぎましょう 普及啓発用資材
(リンク先:厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト)